ケイ素は、自然の状態で存在する物質の“橋かけ“剤としての機能があります。
つまり、「ビルを建てるときセメントを固める為には土台としての鉄骨が必要」です。
ケイ素はその鉄骨のように土台として物質を結びつけ強くするという性質を持っています。
- DNAを合成する時、ケイ素がないと4~10%しか合成は進みません。DNAの合成にケイ素が大変重要な役割を果たしています。またケイ素は動物の免疫の有効な促進剤です。ケイ素は若い骨の活性石灰化プロセスに必須で、特にケイ素が多く含まれているのが毛髪や爪で、ケイ素はしわ防止剤にもなります。
- 褐色の毛髪内には金髪の2倍のケイ素が含まれており、人間の皮膚の弾性はケイ素の含有量に比例します。
- ケイ素は結合組織の為の構築材料と成長促進剤であり、赤血球に対する鉄とほぼ同じ働きをします。
- 人間の体内のケイ素含有量は、幼児で最大、壮年で最小になります。
- 草食動物の血液中のケイ素の濃度は肉食動物の血液中の10~30倍あり、ケイ素は出血を止める血栓のベースを作ります。また女性の血液中のケイ素含有量は妊娠時期に正常時のほとんど3倍になり、その一部は胎児内にとどまります。そしてケイ素の量は老年になると減少します。
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